
木目を活かした白の塗装で可愛いセパレート型シェルフデスクを作りました。
重ねて背の高いシェルフとしても単品で棚とデスクとしても、お部屋や用途に合わせて使い分けできます。
ワンポイントの可愛い真鍮の取っ手は会長の手作り!シンプルな白家具が一層可愛く引き立ちます。
木目を活かした塗装ができる油性塗料U-OILでインテリアのポイントになる水色やグリーン、ナチュラルにブラウンなどの色にするのもおすすめです。
設計図

主婦と生活社発行「DIYで作るナチュラル&レトロな家具」を参考にさせていただきました。
用意するもの


上棚
(厚みは全て19mm)
- 側面用板(A)
幅235mm×高さ700mm×2 - 底板(B)
幅587mm×奥行235mm×1 - 棚板3段目(C)
幅587mm×奥行184mm×1 - 棚板2段目(D)
幅587mm×奥行140mm×1 - 棚板1段目(E)
幅587mm×奥行117mm×1 - 背面用板(F)
幅89mm×高さ600mm×7
デスク
- 天板(イ)
幅720mm×奥行400mm×厚み25mm×1 - 上部貫板(ロ)
幅580mm×117mm×厚み19mm×2 - 上部貫板側面(ハ)
幅290mm×117mm×厚み19mm×2 - 脚(ニ)
38mm角材×700mm×4 - 中貫(ホ)
幅580mm×64mm×厚み19mm×1 - 中貫側面(ヘ)
幅290mm×64mm×厚み19mm×2 - 抽斗前板(ト)
幅576mm×高さ89mm×厚み19mm×1 - 抽斗奥板(チ)
幅570mm×高さ64mm×厚み19mm×1 - 抽斗側面板(リ)
幅282mm×高さ64mm×厚み19mm×2 - 抽斗底板用ベニヤ(ヌ)
幅570mm×奥行318mm×1 - 抽斗用取手×1
- 抽斗レール×1セット
- ダボ
その他共通
- 油性塗料U-OIL
ライトホワイト 750ml ×1 - サンドペーパー
- 木工用ボンド
- ビス
費用 約¥16,800
※道具・ビス代除く
作り方
1.木材の準備

上棚の側面板を棚板の奥行より小さくならないよう、斜めにカットします。
ここでは上部140mm、下から160mmのところから線を引き、丸鋸がずれないよう大型定規を当てながらカットしました。

デスクの天板、引き出しの前板をトリマーで四方全て装飾カットします。
引き出し板の内側、下から10mmあたりに底板のベニヤをはめる溝を掘ります。ベニヤの厚みが3.8mmだったので4mmのアタッチメントを使用し、5mm程の深さを掘ります。
カット作業が終了したら、表面・カット部分をサンドペーパーで滑らかになるまでやすります。
2.木材を塗装する

全ての木材へやすりがけが終わったら、油性塗料をウエスを使って塗布します。
U-OILは底に成分が沈殿しやすいので、しっかりとかき混ぜてから使ってください。
ライトホワイトは薄付きなので2度塗りします。
3.机を組み立てる

家具は表面からビスが見えないようダボを多用します。
ダボを付ける位置を測り、印をつけていきます。
デスク脚に取り付ける貫板は、背面と側面2方向から取り付けるので、ダボ位置が重ならないよう注意してください。

ダボのサイズに合わせ、印の位置にダボ穴を開けていきます。板の厚みにより穴の深さを調節してください。
ダボ穴の深さに合わせてドリルビットにマスキングテープなどでマーキングしておくと便利です。
ダボ穴が真直ぐに開いていないと合わせる板も全て歪んでしまいます。ドリルを垂直に保てているか注意しましょう。一人での作業の場合は、正面と横に大きめの鏡を置くと垂直を確認できます。

デスクを組み立てます。ダボ穴に木工用ボンドを入れてからダボを差し、脚に側面の貫板をはめていきます。
ダボが入りにくい場合はゴムハンマーで叩きます。直接叩くのではなく、端材を挟み端材を叩きます。
左右共に側面側が出来上がったら、(ロ)と(ホ)の貫板で繋げます。天板を残し、デスクの大枠は完成です。
4.抽斗を作る

次に抽斗を作ります。
抽斗レールは机側と抽斗側が外れるものが便利です。抽斗レールの説明書にしたがって位置を合わせ、デスク側と抽斗用板にレールを取り付けます。

抽斗用板のトリマーで掘った溝に木工用ボンドを流し、底板をはめていきます。
前板のみダボで組み立て、見えない部分は下穴をあけてからビス打ちします。

抽斗のボンドが乾いたら取っ手を取り付けます。
前板の中心になるよう測って取手を置き、ビス穴に印をつけ、ズレないようビス打ちして取り付けます。
抽斗をレールにはめてデスク本体にとりつけます。
5.机の仕上げ

デスク脚のダボ穴と上部貫板にボンドを塗り、天板をダボにはまるよう取り付けて乾いたら完成です。

天板はダボのみだと外れやすいため、ビスが気にならない場合は天板をビス留めにするか、抽斗をずらして内側から上部貫板と天板に斜めにビスを打つと外れにくくなります。
※天板表にビスが貫通しないよう長さや角度に注意してください。
6.棚を作る

上棚を作ります。こちらは全てビスで仕上げます。
斜めにカットした側面用板に棚板の位置を決めて印をつけます。

側面板に底板・棚板と位置を合わせ、下穴を開けてからビスで留めます。この時もビスの長さに合わせてドリルビットにマーキングしておくと作業がスムーズです。
下穴がずれないよう注意して真っ直ぐに開けます。

全ての棚板を取り付け終わったら、ひっくり返して反対側も同様に下穴を開けてからビスを打ち、枠組みは完成です。

背板を取り付けます。棚の裏側になる方を上にし、背面用の板を全て並べます。
底を基準に面合わせになるようにし、幅は背面の方が数ミリ狭くなるので左右の余りが同じくらいになるよう調節します。

棚板の中心にビスを打つため、位置を合わせ背板に線を引きます。
3段ある棚板と底板の位置全てに軽く線を引いておきます。

端の背板から下穴を開け、ビスを打ちます。この時も下穴用にビスの長さに合わせてドリルビットにマーキングしておくと作業がスムーズです。

端の背板一枚を固定したら、反対側の端の背板を隙間の無いよう固定した背板に押し付けるようにしてから、ビスで固定します。

両端の背板を固定したら、間の背板は底板との面合わせを添え板をしたりして意識しながら、全てに下穴を開けてビスを打つ作業を繰り返します。
完成

背板を全て固定し終えたら完成です。 棚とデスクを別々に使っても、重ねて棚付きのデスクとしても使えます。